更年期になり、身体に変化が訪れるタイミングで、膣の不調でお悩みではございませんか?
膣ならがでてしまい恥ずかしい
尿漏れの頻度が多くなってきている
行為時に感じにくくなってきている
パートナーがなかなかイカない
本記事では更年期の膣の状態を詳しく解説。またゆるみを改善する膣ヒアルロン酸、膣ハイフやレーザー、また膣縮小手術についても説明いたします。
膣のゆるみに悩んでいる方は是非、参考にしてくださいね。
目次
更年期前後である40代~50代では、膣の粘膜が減少し、だんだんと膣内の弾力がなくなっていきます。加齢によって徐々に顔がたるんでくるのと同じように、膣内もハリがなくなっていくのです。
これはコラーゲンが関係しています。女性ホルモンであるエストロゲンが減少することで、コラーゲンが減少し、膣の潤いやハリが無くなっていきます。
例えるなら新品のふかふかなクッションが使い込んでいくにつれて薄く硬くなるような感覚に近いでしょう。
さらにエストロゲンの減少による膣の乾燥が悪化すると、膣が萎縮していき薄く固くなり、少しの刺激で切れやすくなったり、臭うようになったりとすることがあります。
また、膣や尿道を支えている「骨盤底筋」という筋肉が低下することで、膣を支える力がなくなり、これもゆるみの要因となります。
膣のゆるみで以下の症状が引き起こされることが多いです。
症状
上記は一例です。しかし、当クリニックでも患者様からお話しを聞いていると、このようなことがあるという方が多いように感じます。
更年期の膣のゆるみは治療を行うことで解決が可能です。
一般的には、以下のような治療方法があります。
治療の種類
患者様の膣の状態によって最適な治療は変わるため、患者様の状態や今後を見据えて方法を提案します。※当院では膣トレの指導は行っていません。
それぞれの治療について解説していきます。
膣ヒアルロン酸の注入は初めて膣縮小治療を行う方に人気の治療です。
膣の上下方向の粘膜に膣ヒアルロン酸を注入し、膣内を引き狭め、緩みを改善します。入れた分だけ膣が引き締まります。そのためすぐに効果を感じやすい治療になっています。
注射で注入をするだけのため、治療時間も短く、傷跡の残る心配もありません。
最近では韓国でワンダーフィラーという種類も登場しましたが、当院では主に3種類の膣ヒアルロン酸を取り扱っています。
膣ヒアルロン酸の種類
詳しくはこちらの記事でも解説しておりますので参考にしてください。
膣縮小手術は、「膣壁形成」とも言われており、会陰部や会陰小帯を切除し、粘膜を除去、膣粘膜や筋層を剥離して縫合することで、たるんだ筋肉を寄せて、膣のゆるみを改善する手術です。
筋肉から縫い合わせるため、根本から症状の解消ができ、その効果は半永久的です。
状態によっては、膣の入り口だけではなく、奥まで縮小が必要な方もいらっしゃいますが、当院では、膣の状態に合わせて最適な方法で膣縮小手術を行います。生まれつき膣の広い方、膣のゆるみを根本から改善したい方、ゆるみがひどい方におすすめの治療法です。
この中でもゆるみの軽度な方・重度な方で施術方法は少し違います。
ゆるみが軽度な方
膣の入り口のみがゆるんでいる場合は、比較的軽度と言えます。こうした場合は膣の入口付近を切開して縫合するだけで、効果を感じることができます。
ゆるみが重度な方
ゆるみの自覚がある方は、膣の入り口の他に奥も緩んでいる可能性があります。この場合、レーザー機器を使い、外子宮口近くの筋肉を寄せるLVR(レーザー・ヴァギナ・リジュビネーション)施術を行います。
LVRでの治療例
手術するのに抵抗がある方や、今後も出産を検討している方にはレーザーでの治療をすすめています。手術ですと、半永久的に膣が締まるため今後の出産に影響がある可能性があるからです。
インティマレーザー・ヴィーナスハイフ・ダブルタイトニング等、患者に合ったレーザーを当てて膣を引き締めていきます。
当院では、様々な方からお悩みを聞きだし、治療につなげています。ここでは、一部ですが皆様から寄せられるお悩みをご紹介します。
Q. パートナーから膣のゆるみを指摘され、ショックを受けました。しかし、私自身もオーガズムを得られない不感症であることを悩んでおり、半永久的に膣をきつくする方法を探していますが、将来的に出産の可能性もあります。他院にパールフィラーについて尋ねたところ、出産予定であればあまりすすめられないとの回答でした。アドバイスよろしくお願いいたします。
A. 将来的に出産の可能性がある方は、手術による膣の引き締めはお勧め出来ません。またパールフィラーに関しましては、半永久的に体内に残るものですので出産の際に会陰切開などを万が一される場合に物質が出てきてしまう可能性があります。また、永久的に体内に残る異物ですので、長い人生の中で感染の可能性もゼロとはいえません。
Q. 膣のゆるみが気になります。先日、他のクリニックで相談したところ「更年期の治療はできず、レーザーも効果が期待できない」と、言われてしまいました。
A. 膣のゆるみは「注射による治療」と「マシンによる治療」「手術」と、大きく分けて3種類があります。一部の治療は更年期の方に効果が出づらいのも事実ですが、インティマレーザー(Vタイトニング)やヴィーナスハイフ(ウルトラヴェラ)、サーミVAなど有効で効果が高い治療法も多々あります。
Q. 50才で閉経し、萎縮性膣炎と診断されました。尿漏れがあるのですが、レーザーなどで改善しますか?
A. 萎縮性膣炎の治療でしたら「インティマレーザー」という膣粘膜の潤いをアップさせる治療法が有効です。1~2回と短期間で、かなりの効果を感じられるかと思います。尿漏れに関しては、くしゃみなどお腹に力を入れた時にもれてしまう「腹圧性尿失禁」であれば、インティマレーザーを繰り返すことで徐々に改善がみられます。
みどり美容クリニック・広尾では、女性特有のお悩みを専門的に診療していることから、患者様同士がお顔を合わせることのないよう最大限の注意を払っております。
また、ご予約のお時間はその方だけの貸し切り予約となりますので、待っている方を気にすることなくゆっくりとお話しすることが可能です。
治療は当院の院長がカウンセリングからアフターケアまで一貫して行います。途中で医師が変わるということもございませんので、安心して治療を受けていただくことができます。
女性特有のお悩みを専門的に診察していることから、ご予約はそのお時間お一人様だけの完全貸切となります。スタッフも医師も全て女性のみ、個室で対応させて頂きます。 プライバシーに徹底的に配慮しているため1日の診療数には限りがございます。
当院では、海外で経験を積んだ女性院長が、初回のカウンセリングから、施術、アフターケアまで一貫して対応します。専門的な視点から患者様お一人ずつに寄り添った治療をご提案いたします。
平日はもちろんのこと、土日祝日も初診は10:00から17:00まで予約を受け付けております。お休みの日やちょっとした隙間時間にまずは相談してみてください。お急ぎの方はお電話でもご予約が可能です。
カウンセラー歴 20年
女性器に関する悩みは大変奥が深く、様々です。一般の美容外科でも女性器に関する治療は広く行われています。しかし、型通りの治療であって根本的な悩みの解決には至らないものであったり、ご自身の悩みの本質がどこにあるかよく分からないまま勧められる手術を受けられて結局は悩みが解決されなかったという方々も中にはいらっしゃるかと思います。
「美容婦人科」という言葉はまだまだ日本では知られていませんが、世界的には確立した診療科目であり、レーザーによる女性器の若返り(膣の引き締め、外陰部形成)の手術はアメリカ、ヨーロッパをはじめ、オーストラリア、韓国、でも広く普及している手術です。
みどり美容クリニックは、女性器形成を単なる美容整形外科手術の一分野としてではなく、女性器の膣のゆるみなどの機能的な問題や外陰部の形に関するお悩みに関してより専門的にご相談頂けるクリニックです。
アメリカの女性器形成専門センターでトレーニングを受けこのライセンスを取得した、日本人初の女性医師として、1人でも多くの日本の女性の方々の悩みが解決されるよう努めてまいります。
満行 みどり
公開日: 更新日:略歴
国立佐賀医科大学(現佐賀大学)医学部卒業。その後九州大学第二外科、佐賀県立病院好生館にて外科、救命救急、麻酔科全般を習得。
大手美容外科にて、ボディデザイン、女性器形成手術など多くの症例を手掛ける。
レーザーによる女性器の若返り治療、膣の引き締め、外陰部形成のライセンスをアメリカのビバリーヒルズにて日本人の女医として初めて習得。東京の広尾に、日本人初となる女医による女性器形成専門クリニック、みどり美容クリニック・広尾を開院する。
資格
所属学会