膣が乾燥している方の性交渉のお助けアイテムとして潤滑ゼリーを使われる方が多くいらっしゃいます。特に潤滑ゼリーの中でも、当院でもおすすめしているのはリューブゼリー。
しかし、「どうやって使うかわからない」、「どのくらい使ったらちょうどいいの?」というような疑問はございませんか?
このページではリューブゼリーの正しい使い方を女医が解説していきます。
安心安全と言われているリューブゼリー。正しい使い方を学んで辛い性交痛を和らげましょう。
目次
リューブゼリーの使い方は、とても簡単。
手を清潔にした状態で、手のひらに500円玉大の量を取り、女性の局部に優しく塗るだけで完了します。
この時、無理矢理に膣の奥まで濡らそうとせずに、入り口付近からほぐすように塗布するようにしましょう。
膣内は非常にデリケートなので、優しくしてあげるのがポイントです。
さきほど、500円玉ほどの量を取るとご紹介しましたが、これはあくまで目安の使用量。
女性によっては使用量が多い人や少ない人もいます。
使用量は人によって様々なので、適切な量を見極めましょう。
また、女性の体質や濡れているか否かによっても使用量というのは変わってきます。 使用量が少なすぎると痛みを感じやすくなってしまいますし、せっかくのセックスが台無しになってしまう可能性も。
女性だけではなく、男性側も気づかい、コミュニケーションをとりながらリューブゼリーを使いましょう。
リューブゼリーは、使うのが早すぎると乾いてしまいます。
そのため、潤滑ゼリーを使うのは、性交の直前がベストタイミング。
潤滑ゼリーの中には注射器のようなボトルの商品も存在しますので、塗って貰うのが恥ずかしいようでしたら、直前にトイレでこっそり塗っておくのもよいでしょう。
このような商品は事前に膣内に使用しておけば、自然な濡れを演出することが出来ます。
もし、塗るのが早すぎて乾いてしまった場合は、途中で再度付け足しましょう。 使い方・使用量は様々なので、その時その時で使用方法や使用量を適切に変更していくのが大切です。
リューブゼリーは1982年「うるおい不足」という悩みを抱えた女性のために、日本家族計画協会医学委員会 とジェクス が日本で初めて開発した水溶性潤滑ゼリーです。
当クリニックや全国の多くの産婦人科や泌尿器科等医療分野でも推奨されており、安心してご使用いただけます。
幅広いラインナップのリューブゼリーがあり、使用シーンなどに合わせてうるおいを提供してくれる頼もしい性交痛緩和アイテムです。
年齢に関わらず使えますし、行為の前に仕込むなんてこともできます。
使用する用途に合わせ、幅広い年代の方に使えるのがリューブゼリーの強みです。
女性は膣内が潤う前に挿入されてしまうと、痛みなどの不快感が増してしまいます。
これは加齢や更年期に伴い、女性ホルモンの分泌が減少することが原因で膣内の潤いが少なくなってしまいます。これは避けることはできません。
デリケートゾーンの潤い不足に悩まされる、そんな体験をされている方も多いのではないでしょうか?
リューブゼリーはそんなときに潤いを足し、痛みを緩和できる優れものです。
このページではリューブゼリーの使い方、使用量についてご紹介しました。
しかし、あくまでもこれは性交痛を緩和するための1つのアイテムにすぎません。
リューブゼリーを使っても性交痛が辛い、我慢できないということが治療を検討するのも良いでしょう。 当院では性交痛の治療として次の治療を行っております。
痛くて入らない場合は、処女膜が厚くて硬い処女膜強靭症の可能性があります。 「処女膜切開術」で厚くて硬い処女膜を切開し、膣の入り口を少し広げることで症状を改善します。
この手術ではリラックス麻酔(静脈麻酔や局所麻酔)を使用するため、全く痛みを感じることなく治療を受けていただくことが可能です。
手術後は、吸収糸と呼ばれる溶ける糸が縫合しているため基本的には抜糸の必要はなく、術後の検診で問題なければすぐに性行為(セックス)が可能になります。
膣内の潤い不足による性交痛には、「インティマレーザー/Vタイトニング」での治療が効果的です。
メスを使った手術ではないので、体への負担を少なく、治療を行うことが可能です。 レーザーを膣内に照射することで、膣の細胞を活性化して弾力性を向上させます。
膣壁に弾力をつけることで、乾燥しにくい環境を整えていく治療です。
インティマレーザーは、膣粘膜の深い層にまでエネルギーが届き、小陰唇や膣の入り口~奥までの広い範囲を施術することが可能です。インティマレーザーでは性交痛だけでなく、膣のゆるみ、黒ずみなどさまざまな悩みに効果的です。性交痛には「レノバレイズ」と呼ばれるモードでの照射が行われます。
また最近では3Dレーザーといって複数の波長のレーザーを照射することにより1回での施術による治療効果をさらに高めたレーザーも出てきています。
性交痛はとてもデリケートなお悩みであり、特に女性は痛みを感じていてもなかなかパートナーに言えず、1人で抱えてしまう方が多いです。
しかし、我慢を続けてしまうと性交渉が億劫になったり、恐怖心を抱いたりする可能性がありますので、決して1人で我慢しないでください。
痛みを感じる部分は人それぞれであり、症状や痛みの場所も異なります。
痛くてそもそも入らなかったり、激痛でどこが痛いかも分からない場合もあれば、一方で、挿入はできるけど膣の入り口部分がいつも痛みを感じたり、ヒダ(小陰唇)が中に巻き込まれて引っ張られて痛いというケースも考えられます。
ほかに、挿入できても性行為の時間が長くなると、入り口部分がヒリヒリしてストレスを感じるようになったり、性行為の後に尿がしみたり、ピンク色のおりものがでる症状もあります。
様々な症状があるので、まずは一度カウンセリングにいらしていただき、細かい症状や痛みの場所をお伺いできればと思います。
そのあと、あなたに合った適切な治療をご提案していきます。無理に治療を受けてもらうようなことはしませんので、ご安心ください。
女性特有のお悩みを専門的に診察していることから、ご予約はそのお時間お一人様だけの完全貸切となります。スタッフも医師も全て女性のみ、個室で対応させて頂きます。 プライバシーに徹底的に配慮しているため1日の診療数には限りがございます。
当院では、海外で経験を積んだ女性院長が、初回のカウンセリングから、施術、アフターケアまで一貫して対応します。専門的な視点から患者様お一人ずつに寄り添った治療をご提案いたします。
平日はもちろんのこと、土日祝日も初診は10:00から17:00まで予約を受け付けております。お休みの日やちょっとした隙間時間にまずは相談してみてください。お急ぎの方はお電話でもご予約が可能です。
カウンセラー歴 20年
女性器に関する悩みは大変奥が深く、様々です。一般の美容外科でも女性器に関する治療は広く行われています。しかし、型通りの治療であって根本的な悩みの解決には至らないものであったり、ご自身の悩みの本質がどこにあるかよく分からないまま勧められる手術を受けられて結局は悩みが解決されなかったという方々も中にはいらっしゃるかと思います。
「美容婦人科」という言葉はまだまだ日本では知られていませんが、世界的には確立した診療科目であり、レーザーによる女性器の若返り(膣の引き締め、外陰部形成)の手術はアメリカ、ヨーロッパをはじめ、オーストラリア、韓国、でも広く普及している手術です。
みどり美容クリニックは、女性器形成を単なる美容整形外科手術の一分野としてではなく、女性器の膣のゆるみなどの機能的な問題や外陰部の形に関するお悩みに関してより専門的にご相談頂けるクリニックです。
アメリカの女性器形成専門センターでトレーニングを受けこのライセンスを取得した、日本人初の女性医師として、1人でも多くの日本の女性の方々の悩みが解決されるよう努めてまいります。
満行 みどり
公開日: 更新日:略歴
国立佐賀医科大学(現佐賀大学)医学部卒業。その後九州大学第二外科、佐賀県立病院好生館にて外科、救命救急、麻酔科全般を習得。
大手美容外科にて、ボディデザイン、女性器形成手術など多くの症例を手掛ける。
レーザーによる女性器の若返り治療、膣の引き締め、外陰部形成のライセンスをアメリカのビバリーヒルズにて日本人の女医として初めて習得。東京の広尾に、日本人初となる女医による女性器形成専門クリニック、みどり美容クリニック・広尾を開院する。
資格
所属学会