【膣の劣化】更年期のゆるみ・萎縮・乾燥といった老化による膣の変化を解説

監修医師
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満行 みどり

公開日: 更新日:

略歴

国立佐賀医科大学(現佐賀大学)医学部卒業。その後九州大学第二外科、佐賀県立病院好生館にて外科、救命救急、麻酔科全般を習得。
大手美容外科にて、ボディデザイン、女性器形成手術など多くの症例を手掛ける。

レーザーによる女性器の若返り治療、膣の引き締め、外陰部形成のライセンスをアメリカのビバリーヒルズにて日本人の女医として初めて習得。東京の広尾に、日本人初となる女医による女性器形成専門クリニック、みどり美容クリニック・広尾を開院する。

資格

  • DLV(レーザーによる外陰部形成手術)認定医
  • LVR(レーザーによる膣の引き締め手術)認定医
  • ビビーブ認定医
  • ベイザー4D認定医
  • ベイザーハイデフ認定医
  • レーザー&ヘルスアカデミー婦人科講師
  • インティマレーザーアドバンストインストラクター(インティマレーザー指導医)
  • Fotona(フォトナ社)インターナショナルコンサルタント
  • パールフィラー認定医(パールフィラー注入セミナー講師)

所属学会

  • 日本美容外科学会会員
  • 日本性機能学会会員
  • 日本抗加齢学会会員
  • アメリカレーザー医学会正会員

膣は年齢と共に劣化する

実は膣も顔の肌と同様、年齢と共に老化していきます。顔の肌は毎日見るため、些細な変化もわかりやすく、ケアも十分にしているのではないでしょうか?しかし膣の状態は自分では確認しにくく、ほとんどの女性があまりケアをしていないのが現状です。

「フェムゾーンケア(デリケートゾーンケア)」にフォーカスし、全国の15歳~69歳の女性1,000名を対象に実施した調査※1では、実際にケアをしていない割合は全体の内、84.2%となりました。

ケアをせず放置しておくと、膣はどんどんと劣化し、症状が出たときに初めて異変に気づきます。

※1参照:フェムゾーンケア(デリケートゾーンケア)に関する調査2023

更年期に見られる膣のお悩み

膣に関してこのようなお悩みはございませんでしょうか?

  • 尿もれが激しくなった
  • かゆみがある
  • おりもののから悪臭がする
  • 性行為時に痛みを感じる

このようなお悩みがある場合、「萎縮性膣炎」という症状に陥っている可能性があります。

膣が萎縮する萎縮性膣炎とは

萎縮性膣炎とは女性ホルモンの減少によって引き起こされる症状です。

加齢と共に女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量は減少していきます。特に更年期のタイミングで著しく減少します。エストロゲンは膣の粘膜を、肌と同様にターンオーバーさせる働きがあります。

そのためエストロゲンの分泌が減少すると、膣の粘膜のターンオーバーも減少し、膣壁が薄くなり、潤い成分の分泌も減少します。また膣の環境を整えるデーデルライン桿菌が減少し、膣内の酸性の環境が崩れるため、細菌が増殖しやすくなり、感染のリスクが高まります。

萎縮性膣炎ではゆるみや乾燥といった症状が見られる

萎縮性膣炎になると、様々な症状が見られるようになります。

  • 膣壁の弾力性が低下することによるゆるみ
  • 潤いの減少による、膣内の乾燥
  • 酸性環境が崩れ、細菌が増殖することによるにおい
  • 腟内や外陰部のかゆみ
  • 潤い不足による性交痛
  • 膣壁が薄いことによる性交時の出血

ひとそれぞれ症状は異なりますが、これらの症状に心当たりがある場合は「萎縮性膣炎」の疑いがあるため、医師に相談することをおすすめします。

膣は放っておくと劣化するため膣ケアが重要に

このように、お肌と同様に膣も年齢とともに劣化していきます。そのため日頃からケアを行っていくことが重要です。そこでまずは自分で手軽に始めることができるケアをご紹介します。

保湿で乾燥を防ぐ

デリケートゾーンも顔と同様に保湿アイテムで乾燥を防ぐことが重要です。デリケートゾーンは他の肌の部分と比べ、非常に敏感なため、使用する保湿アイテムはデリケートゾーン専用のものを選びましょう。

ワセリンは天然成分の石油を精製した保湿剤であり、赤ちゃんにもつかえるワセリンは肌への刺激が少ないとされているため、デリケートゾーンの保湿にも役立ちます。

マッサージで血行を促進

膣マッサージはデリケートゾーンをオイルでマッサージする膣ケア方法です。

膣をマッサージをすることで、血行がよくなり潤いが促進され、またオイルによって膣内の保湿ケアも行なえます。手順としては、膣と膣周辺をなでるように優しくオイルを塗り、大陰唇→小陰唇→膣口→会陰の順に優しくマッサージします。

膣の中に指をいれることに抵抗がある方も多くいらっしゃると思います。最初は膣の外側から始め、慣れてきたら膣の中もマッサージするようにしましょう。

辛い場合はクリニックに相談

予防としてセルフケアは有効的かもしれませんが、症状に悩まされており、すぐに治したい場合は適切な治療を受けることがが重要です。

治療方法としてはエストロゲンを含有した膣外用剤の服用や、マシンでの治療があります。

当院では患者様の膣の状態をしっかりと診察し、最適な治療法をご提案いたします。そのなかでもゆるみ、乾燥、黒ずみといった様々な悩みに対応できるインティマレーザーを紹介します。

インティマレーザーはゆるみ、性交痛など様々な悩みに効果的

インティマレーザーは膣粘膜の深い層にまでエネルギーが届き、また小陰唇や膣の入り口~奥までの広い範囲を施術することが可能なレーザーです。

膣壁の細胞に様々な角度から刺激を与え膣の奥深く、また広範囲にむらなく高いエネルギーを与えることができるため、さらなるコラーゲンの新生、引き締め効果アップが期待できます。

またインティマレーザーは実績や論文が多数報告されている安全性が高いレーザーであり、アメリカ美容医療雑誌のドクターと患者が選ぶ医療美容機器大賞で最優秀レーザー機器賞を獲得しています。

このインティマレーザーによる治療によって、膣壁がふっくらとさせ、膣の萎縮を改善することができます。

インティマレーザーの治療の流れ

実際にインティマレーザーの施術を受ける際の施術の流れを説明します。

カウンセリングと診察

インティマレーザーが適しているのかをまずは判断します。大前提でまず大切なのは、「そもそもインティマレーザーが向いているか」ということです。

膣のゆるみ、乾燥、尿漏れ、性交痛、感度アップ、お湯が入る、空気が出る、音が出る様々なお悩みがあるかと思います。

お悩みの原因をしっかりと診断し、改善のためにはどのような治療が適しているか、手術や注射、複数あるマシンの中から適した治療をご提案しています。

麻酔

膣の入り口に麻酔クリームを塗布し、シールを貼ります。10分程度クリニックの個室待合室でお待ちいただいた後、レーザー室へ移動し施術となります。症状にあわせてアプリケーターを使い分け施術いたします。

レーザー施術

レーザーの照射は婦人科にあるのと同じ検診台での施術です。お顔の前にはカーテンでの間仕切りがあります。

麻酔クリームの拭き取り、膣内洗浄後専用のアプリケーターを挿入し施術をおこないます。アプリケーターは細いため殆ど違和感はなく、レーザー照射時の感覚はほとんどなく、痛みもほとんど感じません。

施術後

軟膏のお薬を塗布しますので、お渡しするおりものシートを当ててお帰りいただけます。

ダウンタイム

ダウンタイムは施術後3日間だけ性交渉を控えていただきますが、飲酒や運動への制限は一切ありません。日常生活はその日から通常通り送っていただけます。

費用

インティマレーザー 1回目 ¥217,800
2回目以降 ¥176,000

まずはお気軽にご相談ください

当院はインティマレーザーを日本で始めて導入したクリニックです。インティマレーザー指導医として全国のクリニックに指導、また普及を行なう院長がカウンセリングから施術まで一貫して行います。

また女性がデリケートな問題を安心して相談できるよう、プライバシーに配慮し、完全予約制の貸切状態でカウンセリングを行っております。お客様専用の時間として、しっかりとご相談に乗りますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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当院では、海外で経験を積んだ女性院長が、初回のカウンセリングから、施術、アフターケアまで一貫して対応します。専門的な視点から患者様お一人ずつに寄り添った治療をご提案いたします。

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平日はもちろんのこと、土日祝日も初診は10:00から17:00まで予約を受け付けております。お休みの日やちょっとした隙間時間にまずは相談してみてください。お急ぎの方はお電話でもご予約が可能です。

カウンセラー歴 20

みつゆき みどり 院長

  • 美容婦人科
  • 女性器形成
  • 産後ケア
  • 更年期医療
  • 計8件の国際的な資格に認定

女性器に関する悩みは大変奥が深く、様々です。一般の美容外科でも女性器に関する治療は広く行われています。しかし、型通りの治療であって根本的な悩みの解決には至らないものであったり、ご自身の悩みの本質がどこにあるかよく分からないまま勧められる手術を受けられて結局は悩みが解決されなかったという方々も中にはいらっしゃるかと思います。

「美容婦人科」という言葉はまだまだ日本では知られていませんが、世界的には確立した診療科目であり、レーザーによる女性器の若返り(膣の引き締め、外陰部形成)の手術はアメリカ、ヨーロッパをはじめ、オーストラリア、韓国、でも広く普及している手術です。

みどり美容クリニックは、女性器形成を単なる美容整形外科手術の一分野としてではなく、女性器の膣のゆるみなどの機能的な問題や外陰部の形に関するお悩みに関してより専門的にご相談頂けるクリニックです。

アメリカの女性器形成専門センターでトレーニングを受けこのライセンスを取得した、日本人初の女性医師として、1人でも多くの日本の女性の方々の悩みが解決されるよう努めてまいります。